ペット終活

【獣医師さんに聞く】高齢ペットに気をつけてあげること【病気や症状、介護について】

当然ですが犬や猫も年をとります。

「高齢になったときって、何を気をつければいいのだろう?」

「どんな病気や症状になるのだろう…」

「介護って大変なのかな…?」

って不安に思ってしまいますよね。

この記事では、

  • ペットが高齢になったときに起こりうる問題
  • 健康的に生活するうえで気をつける3つのこと

を解説しています。

愛犬や愛猫が健康的に長生きしてほしいな!と思う飼い主様は、是非読んでみてくださいね。

ペットの高齢化は進んでいる

犬や猫などのペットの平均寿命は、ここ30年で倍ほどになったとも言われています。

現在では、17,8歳程度まで生きる犬もよく見かけますし、猫においては20歳を超える子も多くいます。

その背景には、

エサが良質になったこと

獣医療の発展

飼い主さんの意識の向上

などがあります。

インターネットで多くの情報が得られますし、ホームセンターに行けば様々なペットフードが取り揃えられています。

また、大学病院や専門病院などもあり、人間並みの医療を受けることもできるようになってきましたね。

それゆえペットの高齢化も進んでおり、若いときには見られなかった症状や問題などが出てくるようになってきました。

ペットの高齢化で起こる問題

ペットが高齢になると、飼い主様を悩ませる様々な問題が生じます。

よく遭遇することが、

ごはんを食べない

様々な病気になる

介護が必要になる

といったことがあります。

高齢者がかかえる問題と同じかもしれませんね。

では、一つずつ分けて説明していきます。

①ごはんを食べない

高齢になると食が細くなる子が多いです。

今まではパクパク食べていたのに、ぴたっと食べなくなったり、毎回残すということはよくあります。

わがままで食べていないということもありますが、何かしらの病気で食べられないといったこともあります。

ごはんを食べないときには、食事の種類や温度を変えたり、人間が食べるものを少し混ぜたりしてみると食べてくれる子はいます。

それでも食べてくれない場合には強制給餌といって、口の中に注射器でエサを入れてあげる必要があります。

これがなかなか難しく、ペッとうまく吐き出してしまう子が多いので、コツや練習が必要となってきます。

②様々な病気になる

高齢になると様々な病気になってしまう可能性があります。

下痢や嘔吐など、薬をあげることで緩和するものもありますが、腫瘍や発作など高齢特有の病気も多いです。

年をとるにつれて麻酔のリスクも上がるため、例え手術で治せる病気だったとしても簡単に行えないといった状況もあります。

病気や状態によっては、自宅での点滴治療や酸素吸入が必要になることもあります。

それにともない、医療費も高額になってくることが多いです。

あらかじめペット保険に入っておくということも考えてみるといいかもしれませんね。

③介護が必要になる

ごはんを食べないことによる食事の介助だけでなく、

床ずれ防止のために何度も寝返りをうたせる

排便排尿の処理

ぶつかったり滑ったりしないよう環境を整える

など様々なことを行う必要があります。

高齢になってくると、いままで普通にできていたことができなくなってしまいます。

便や尿をいろんなところでしてしまったり、ぶつかって怪我をしてしまったり…

また、夜鳴きや不眠などの症状が出ることもあります。

夜寝ないでワンワンずっと吠えてしまうこともよくあり、飼い主様のストレスになるだけでなく近所迷惑になってしまうことも…

仕事と介護の両立が難しい場合も多々あり、動物病院やペットシッターなどとの連携が必要になることも多いです。

高齢犬や高齢猫が健康のために気をつける3つのこと

シニア犬やシニア猫が健康的に過ごすためには、いくつか気をつけることがあります。

すなわち、

  1. 適度な運動をする
  2. 食事をしっかりとる
  3. 楽しく生活する

といったことに配慮することで、心も体も健康的に過ごすことが可能です。

これは、人間の高齢者が健康のために気をつけることと同じかもしれませんね。

①適度な運動をする

適度な運動は、筋力の維持ができるだけでなく、気分の向上にもつながります。

犬の場合は、短時間でもいいので散歩に行き、歩いたりにおいを感じたりするといいです。

その際、なるべく日中の日が当たる時間に行くようにしましょう。

日光浴により、ストレスの発散や睡眠の質をあげたり、骨を強くすることができます。

猫の場合は、キャットタワーやキャットウォークを設置し、適度に運動できるようにするといいです。

また、自発的な運動が難しい場合には、おやつを使って歩かせたり、おもちゃで一緒に遊んだりするといいですね。

②食事をしっかりとる

食事は生きる源です。

食いつきがいい食事を与えるようにしましょう。

シニア用のフードや療法食は、脂肪分やタンパク質を抑えているものが多く、食いつきが悪いといったことも。

温めたり手からあげたり、お気に入りのおやつをトッピングするなどして美味しく食べてもらうようにしましょう。

また、水を飲んでもらうことも大切です。

人間の場合、意識的に水を摂ることは簡単ですが、犬や猫の場合は「飲んで!」と言っても飲んでくれないですよね…

そんなときには、

  • 食事をウエットにしたり、ふやかす
  • 水の温度を変える
  • 水飲み器の種類や材質を変える
  • 台所やお風呂場など、さまざまな場所に水を配置する

などして飲んでもらう工夫をしましょう。

流れる水が好きな犬や猫は多いので、噴水タイプの水飲み器に変更すしたり、蛇口を少しあけておくと興味を持って飲んでくれる子は多いです。

③楽しく生活をする

とても大事なことなのに忘れてしまいがちですね。

お世話に疲れてくると、飼い主様の表情にそれが出ている場合が多いです。

動物は飼い主様の表情や反応をよくみています。

いつも疲れていたり、不安で泣いていたり…となるとペットも不安になってしまいます。

優しく話しかけ、スキンシップをたくさんすることで、安心して生活を送ることができます。

【まとめ】愛犬・愛猫が健康的に過ごせるために

愛犬や愛猫が健康的に過ごすためには、高齢時に起こることを理解する必要があります。

すなわち、

ごはんを食べない

様々な病気になる

介護が必要になる

といったことが生じることは多く、それぞれの対策が必要です。

また、

  • 適度な運動をする
  • 食事をしっかりとる
  • 楽しく生活する

ことによって、健康寿命が延びる可能性があります。

生活スタイルや環境を改めて見直し、愛犬や愛猫とといつまでも健康的に過ごしましょう。

 

この記事を書いた人

トラまりも

ペットに関する専門的な情報を、わかりやすく伝えるブログ「トラまりものペット講座」を運営している獣医師さんです。

【飼い主様向け】ペットに関するいろんな疑問をまるっと解決!トラまりものペット講座

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